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髪の乾かし方、今さら人に聞けない正しいやり方!

約6分

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シャンプーやトリートメントにいくら気を使っても、髪を乾かすというプロセスをないがしろにしてしまっては、美髪を手に入れることはできません

でも自己流のやり方では、逆に髪を傷めてしまうこともあります。ぜひ、正しいヘアドライの方法をマスターして、健康で美しい髪を手に入れましょう。

なぜ乾かさなければいけないの?

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髪は放って置いても乾くのに、なぜドライヤーを使って乾かさないといけないの? そんな疑問をお持ちの方も多いはず。しかし、そこにはちゃんとした理由があったんです。

完全に乾かして寝る、これ一番重要!

半乾きのままにしておくと、湿った環境が大好きな細菌やカビが繁殖しやすくなります。雑菌が繁殖すると、頭皮に炎症が起こる原因となり、フケや痒み、抜け毛、頭皮臭などを招いてしまうことがあります。

また、湿った髪のままで横になると、枕などに髪がこすれてキューティクルが剥がれやすくなりますし、風邪を引く原因にもなりかねません。シャンプーのあとは、完全に乾かしてから寝るようにしましょう。

タオルドライをしっかりと

ドライヤーをかける前に、タオルドライをしっかりとしておきましょう。水分をある程度取り除くことで、ドライヤーをかける時間を短縮することができ、髪を熱風に晒す時間が少なくて済みます。

この時、決して髪をゴシゴシこすらないこと! タオルで押さえるようにして、優しく拭いてくださいね。髪よりも頭皮の水分を取るようなイメージで拭くといいかもしれません。

自然乾燥じゃダメなの?

冬は風邪を引きそうだから、ドライヤーでしっかり乾かしたほうがいいのはわかる。でも暖かい季節なら、そのまま自然乾燥じゃいけませんか? ドライヤーをかけるほうが、髪には良くない気がするんだけど。

そんな疑問をお持ちの方も、いらっしゃるかもしれませんね。前にも書いたように、湿った環境は雑菌が繁殖しやすい環境なんです。頭皮は体温があるので、常に36~37度という、熱帯のジャングルのような環境になっています。

温度と湿度が高い環境は、それだけで雑菌の温床に。面倒だと思っても、シャンプー後はドライヤーを使ってしっかりと乾かすようにしましょう。



プロが教えるドライヤーの使い方

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ドライヤーでしっかり乾かさなくてはならない理由はわかったけど、いつもなんとなく自己流で風を当てておしまいだし、それでちゃんと乾いているのかな。

そんな方のために、プロの美容師が教えるドライヤーでの乾かし方をご紹介します。

ドライヤーは髪に近づけ過ぎないように

よく、ドライヤーの吹き出し口を髪に接触させて乾かしている方がいますが、あれはおススメできません。キューティクルは熱にとても弱いので、髪にダメージを与えることになってしまいます。15~20センチくらい髪から離す感覚で、風を当ててくださいね。

乾かす順番は根元から

たまに毛先から乾かそうとする方がいらっしゃいますが、ドライヤーは髪の生え際からかけましょう。根元にドライヤーを当てていると、自然に毛先も乾いてきます。まずは前髪の根元、次に全体の根元という順番でドライヤーの風を当てていきましょう。

風は後ろから当てる

ドライヤーの風を、顔の正面から当ててはいませんか? これは実はNG。髪の毛がはねたり、ペチャっとしてまとまりにくくなったりする原因になります。うつむき加減で後頭部から風を当てるようにしていくと、自然と内巻き気味になって、まとまりやすく仕上がります。

分け目をつけないように気をつけて

髪の分け目にクセがついてしまって、いつもパックリと分かれてしまうことにお悩みの方も少なくないのでは? これを防ぐためには、濡れているうちに分け目と反対の流れになるように風を当て、地肌を揉むようにしながら乾かしていきます。

寝癖もそうですが、髪の毛のクセというのは実は地肌からついているもの。地肌から揉むようにして乾かすことで、クセをリセットすることができるのです。

スタイルを長持ちさせるためにもしっかり乾燥を

髪の毛は、水分を含んだ状態から乾いていくときに、形がつくという特性があります。一度乾いてしまうと、ついてしまったクセを直すのが難しくなります。逆に言えば、しっかりと乾いた髪についた形は、そのままキープされやすいのです。

ヘアスタイルを作る上で、ブローはとても重要になります。しっかりと形を整えて乾かすことで、ヘアスタイルを長持ちさせることができるのです。

微妙なニュアンスをつけるのは濡れているうちに

毛先などに微妙なカールやハネ感などのニュアンスをつけたい場合には、完全に乾く前に指などで巻きながら温風を当て、形をキープしながら乾かしていきましょう。

ドライヤーの当て方でボリュームが決まる

トップにボリュームを出したいときは、髪の束を持ち上げて、その中にドライヤーの風を送るようにします。前髪のボリュームを出すには、分け目をつけないように持ち上げるイメージで温風を当てましょう。逆にボリュームダウンしたいときには、髪を引っ張りながら下に向けて乾かします。

ある程度乾いたら冷風に切り替えて

熱はキューティクルには大敵です。熱風を当てている時間は、なるべく短くしたいですよね。髪がほぼ乾いたかなと思ったら、ドライヤーを冷風に切り替えて、しっかり乾かしていきましょう。

冷風を当てたときに冷たい箇所があったら、そこがまだ乾いていない証拠です。温風に切り替えて再度乾かし、完全に乾燥させるようにしてください。

ドライヤーの前にアウトバストリートメントをしよう

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ドライヤーの温風を当てる前に、アウトバストリートメント(洗い流さないタイプのトリートメント)を髪につけておくと、熱から髪を保護してくれるだけでなく、髪にしっかりと栄養分を補給し、潤いのあるつややかな髪に仕上がるのでおススメです。

このトリートメントにはいくつかの種類がありますので、髪質や髪の状態などによって選んでみるといいでしょう。

▫️オイルタイプ

どんな髪質にも使っていただける万能型のトリートメントです。髪が半乾きのうちに少量を手にとってつけていきます。水分が残っている間につけることで、髪全体にまんべんなく広がります。

▫️クリームタイプ

硬めのテクスチャーなので、クセを抑えてまとまりやすい髪にするのに向いています。しっとりとした仕上がりを求める方におススメです。

▫️ミストタイプ

ミストが髪全体にふんわりと行き渡ります。仕上がりはさらさらとした感じに。UVカット効果のあるスプレーもあるので、お出かけの前に使うのもいいですね。

トリートメントをつけるときは、頭皮につかないように気をつけてください。頭皮につくとフケや痒みの原因になることがあります。毛先にはしっかりと、あとは髪全体の長さの2/3くらいまでにつけるようにして、つけ過ぎないように注意しましょう。

おわりに

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以上、髪の毛の乾かし方を見てきましたが、これまでご自分のやっていたドライヤーの使い方はどうだったでしょうか。

ぜひ正しいドライヤーの使い方をマスターして、つややかで健康な髪を手に入れてくださいね。



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