ふんわり優しい雰囲気の、エアリーなゆるふわ巻き髪。憧れる女子は多いと思いますが、コツさえ掴めば自分でも簡単にセットできちゃうんですよ。
サロンから出てきたばかりのような、キレイなゆるふわカールを作る秘訣をこっそりお教えしますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ゆるふわな可愛い巻き髪を作るために
巻き髪はいつだって女の子の憧れ。今の流行は、ナチュラルな仕上がりで優しさを表現した、ふわふわウェーブの巻き髪です。一筋の乱れもないキッチリとしたカールではなく、かといってだらしないスタイルでもなく、そよ風に吹かれたようなふんわりとしたウェーブは、つい触れてみたいと思わせてしまうようなニュアンスにあふれています。
そんなゆるふわ巻きを、自分でも手軽に作るために、最低限揃えておきたい道具、あると便利な道具があります。ここでは、手元にあると巻き髪のアレンジが楽になるようなアイテムをご紹介しましょう。
カールアイロン(コテ)
巻き髪を作るのに欠かせないのが、「カールアイロン」ですよね。ゆるふわ巻きを作るためには、どんなカールアイロンを用意したらいいのでしょうか。簡単にカールアイロンの種類を紹介しますので、既にお持ちの方もぜひ参考にしてくださいね。
- 太さによって選ぼう
カールアイロンの太さには大まかに分けると、19mm、26mm、32mm、38mmといった種類があります。ゆるふわに向いているのは26mm~38mmのタイプでしょう。髪全体にウェーブをつけたいときには太めのものを、毛先を巻いたり、しっかりとしたカールをつけたりしたいときには、細めのものを選びましょう。
髪の毛が太くて硬い方は細めのものを、柔らかくて細い方は太めのものを使うと、カールがつきやすくなります。
- 温度の違いは?
だいたい130度~200度の設定になっているものが多いですが、普段自分で使うときには、180度前後が扱いやすいと思います。ヤケドをしやすいので、最初のうちは多少時間がかかりますが、低めの温度設定で使ってみるといいでしょう。
値段も安価なものから、プロ仕様の高価なものまで、いろいろなカールアイロンが売られていますので、目移りしてしまいますよね。これからカールアイロンを買おうと考えている方は、できれば温度調節のできる太めのタイプを選んでください。
ストレートアイロン
巻き髪にストレートアイロン?と思うかもしれませんが、実はこれも一つあると便利なアイテムなんです。下準備にも使えますし、なんとストレートアイロンでも、ゆるふわカールが作れちゃうんですよ。
ですから、もし「カールアイロンは持っていないけれどもストレートアイロンならある」という方は、とりあえずお手持ちのストレートアイロンで、ゆるふわヘアなウェーブを作っちゃいましょう。
ホットカーラー
巻き髪を作るときに一番多く使われているのは、カールアイロンだと思いますが、もしホットカーラーをお持ちなら、ぜひ使い方をマスターしてみませんか? カールアイロンと違って髪への負担も少なく、短時間でゆるふわヘアが作れるのですから、使わない手はないですよね。
スタイリング剤
ゆるふわカールを長持ちさせるために、欠かせないのがスタイリング用の整髪剤です。
スプレーやムース、ジェル、クリーム、ワックスなど、いろいろなスタイリング剤があります。カールアイロンの熱から髪を守る、ウェーブを長時間キープする、毛先にニュアンスをつけるなど、目的によっていろいろなタイプがありますので、ご自分に合ったものを選びましょう。
口コミで人気の高い、ゆるふわカールにピッタリのスタイリング剤をいくつかご紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。
- サラ 巻き髪カーラーウォーター(サラ スウィートローズの香り)
スウィートローズの香りが女の子に大人気の、スプレータイプのスタイリング剤です。雨の日にも崩れない、ハリのあるヘアスタイルをキープできます。
エアリーストレッチポリマー、ヒートケア・キューティクルケア成分を配合。カールアイロンの熱から髪を守るだけでなく、つややかで健康な髪を維持するためのサポートをしてくれます。ウォータータイプなので、ベタつかずにスタイリングを楽しめますよ。
清楚なイメージの「サラの香り」バージョンもありますので、お好みに合わせて選んでください。
- ロレッタ パウダームゥ
ムースタイプなので、使い方は仕上がった巻き髪に揉み込むようにするだけ。少し崩したニュアンスを出しやすい、ゆるふわな巻き髪にはピッタリのスタイリング剤です。保湿成分やUVダメージケア成分も配合されているので、ダメージケアもバッチリです。
- デミ ウェーボ ジュカーラ ヘアカスタ
ポンプ式の容器に入っていますが、この「ヘアカスタ」はワックスなんです。ミルクのようなテクスチャでとても柔らかいので、広い範囲になじませてもつけムラが出にくいのがいいですね。
ヘアカスタには番号がついていて、番号が若いほどセット力がマイルドになっています。ゆるふわヘアには2番のヘアカスタがおススメです。
その他、クリップ、コームなど
キレイな巻き髪を作るためには、ブロッキングが欠かせません。分け目をつけるためのコームや、髪を挟んでおくクリップなどは、ぜひ用意しておきましょう。
下準備の手を抜かないこと!
巻き髪をきれいに仕上げるコツ
美しく長持ちするゆるふわヘアを仕上げるために、大切なのは巻きはじめる前の下準備です。ここで手抜きをしてしまうと、髪が傷んだり、カールが取れやすかったりと、理想的なヘアスタイルを作ることができなくなります。
ベースローションをつける
カールアイロンの熱から髪を守るため、そしてカールがつきやすくなるようにするために、スタイリングの前にはベースローションをつけておきましょう。ローションはアウトバストリートメントやヘアオイル、巻き髪用のスタイリング剤など、お手元にあるもので構いません。
ローションをつけるのは、カールアイロンを当てる場所だけでOKです。頭皮についてしまうとフケやカユミの原因にもなりますので、髪の毛だけにつけるようにしてくださいね。
髪を完全に乾かしておく
キレイなカールをつけるためには、髪の毛を完全に乾かしておくことが重要です。アウトバストリートメントや、巻き髪用のローションをつけた場合にも、まずしっかりと髪を乾かしてください。
どうせ熱を当てるんだからと、濡れた状態でカールアイロンに巻いている人はいませんか? 水分が残ったままでアイロンを当ててしまうと、髪を傷める原因になってしまいます。必ず乾かしてから巻いていくようにしてくださいね。
ブロッキングする
髪が完全に乾いたら、コームとクリップを使ってブロッキングをしていきます。慣れないうちは4分割くらいでも構いませんが、8分割までできるとキレイに仕上げることができますよ。
全体にストレートアイロンを当てる
ストレートアイロンをお持ちなら、ここで一度根元から髪を伸ばしておきましょう。この一手間をかけることでカールがつきやすくなり、仕上がりが全然違ってきます。
カールアイロンの使い方をマスターしよう
カールアイロンは持っているけど、サロンでやってもらうようにきれいなカールがつけられなくて……とお悩みの方も少なくないのでは? 上手にカールをつけるためには、ちょっとしたコツがあるんです。
カールアイロンの使い方をしっかり覚えて、ステキなゆるふわ巻きを自分でもできるようにしちゃいましょう。
巻きはじめは中間から
カールアイロンを髪に当てるときに、毛先から巻きはじめてはいませんか? 毛先は髪の量も少なく、髪も細くなっているので、強めのカールがつきやすいのです。最初は髪の束の中間ぐらいのところにアイロンを当てて巻いていきましょう。
だんだんとロッドを毛先の方にずらしていって、そっと抜きます。この時、カールを崩さないように気をつけてくださいね。
巻いていく順番ですが、ブロッキングした髪束のうち、最初は顔の周りの下の部分から始めます。次に後ろの下の部分を巻いていき、終わったら上の髪束に移ります。
回転方向はどっち向き?
外巻きにするのをリバース、内巻きのことをフォワードと呼びます。慣れないうちは、フォワードがおススメ。落ち着いた雰囲気に仕上がるので、失敗することが少ないです。
リバースは外側に毛先が向くので、動きのある活動的なヘアスタイルに。慣れてきたら、フォワードとリバースを混ぜてゴージャスなミックス巻きにチャレンジするなど、いろいろな巻き方を試して、ヘアスタイルの冒険をしてみるのもいいですね。
平巻きでゆるふわなカールを実現
巻き髪というと、つい少女マンガのような縦巻きロールをイメージして、カールアイロンを立てて使っているという人も多いのではないでしょうか。
きっちり巻きたいときにはそれでもいいのですが、ゆるふわを目指すなら、ここはロッドを床と平行にして巻く「平巻き」をおススメします。ゆるいカーブがナチュラルにつくので、ふわりとした印象に仕上がりますよ。
ストレートアイロンでふわ巻きを
ストレートアイロンでの巻き髪の作り方は、基本的にはカールアイロンと変わりません。ですが、ストレートアイロンならではのテクニックで、ウェーブをつける方法もあるのでご紹介しちゃいましょう。
髪の束の中ほどをストレートアイロンで挟んだら、くるくる巻かず、ジグザグに折るように挟んでいる場所をずらしていきます。これだけエアリーなゆるふわウェーブができてしまいます。ぜひ試してみてくださいね。
ホットカーラーを使ってみよう
ホットカーラーを使うと、ふわっとした印象のゆるふわ巻きが簡単にできてしまいます。カーラーで髪を巻くときのコツは、一度にたくさんの量を巻かないこと。少しずつ髪束を取ってカーラーに巻きつけていくと、キレイな巻き髪ができますよ。
カールアイロンを使った巻き髪に比べると、カールが大きくゆるめに仕上がるので、ゆるふわを目指すならぜひ、ホットカーラーも取り入れてみてくださいね。
仕上げがカールの持ちを決める
髪にウェーブやカールといった形がつくのは、温度が下がるときなんです。カールアイロンやカーラーで巻き終わったら、ドライヤーの冷風で一気に冷やすと、カールのもちが良くなります。
間違っても、まだ冷めないうちに髪をほぐしたりしないでください。せっかくついたカールが取れてしまいます。
髪が冷えたら、最後にスタイリング剤をつけて、ゆるふわヘアの完成です。スタイリング剤はスプレーで固めるタイプや、全体に揉み込むムースやワックスがおススメです。
おわりに
ゆるふわ巻きの作り方をご紹介してきましたが、「これならできそう」「やってみたい!」と思っていただけたでしょうか。
髪の毛は熱にはとても弱いものです。スタイリング剤やトリートメントで保護していても、繰り返しカールアイロンを使っていると、髪が傷む原因になります。ときどきは巻き髪をお休みして、髪を労ることも忘れないであげてくださいね。