かけたばかりのパーマが2週間程度で落ちるようなことがあると、せっかく払ったお金を損したような気になり、がっかりしてしまうでしょう。
すぐに取れるのには原因があるので、それさえわかっていれば、髪の毛の状態を維持することが出来るでしょう。
何度もかけると、お金がかかるだけでなく、頭皮にも負担がかかってしまうので、少しでも長持ちさせたいときは普段から注意して生活しなければなりません。
あとで後悔するようなことがないように普段から気を付けて行動するようにしましょう。
ここでは、パーマが落ちてしまう原因やパーマを長持ちさせる方法をご紹介します。
それでは順番に見ていきましょう。
パーマが落ちてしまう原因
パーマが落ちる原因は色々ありますが、とにかく、かけた後は髪の毛や頭皮に負担をかけないで生活することが大切です。
パーマをした後に気を付けたい注意点やNG行為は複数あるので、それを守って生活するようにしましょう。
髪を引っ張らないように気をつけよう
パーマを長持ちさせる具体的な対策や方法の1つめは、毛を絶対に手で引っ張らないということです。
かけたばかりの頃はいつもよりも髪の状態が気になるため、鏡で何度も見たり、指先で触れたり、くるくるしたりしがちですが、これはしないようにしてください。
女性の中には、触ることがクセになっている人もいますが、何度も触ったり、無意味に引っ張ったりすると、パーマは簡単に落ちるので、短期間で状態を維持できなくなります。
それだけではなく切れ毛や枝毛の原因にもなってしまうのでやめるようにしましょう。
切れ毛や枝毛によって傷んでしまうと、次にヘアサロンで施術を受けたときにかかりにくくなります。
また、長持ちしにくくなるので仕上がりに満足できなくなるでしょう。
お金を無駄にすることにもなるので、むやみに毛をいじらないことが大切です。
当日は髪を洗わないように気をつけよう
気を付けたい注意点やNG行為の2つめは、ヘアサロンへ行った当日は髪を洗うのをお休みするということです。
たとえかゆみを感じたり、べたべたするので洗ってさっぱりしたいと思っても、その日一日は我慢するようにしてください。
ヘアサロンでも美容師さんから言われる場合がありますが、かけたその日にシャンプーやトリートメントをすると、パーマが落ちやすくなるので、状態を少しでも長く維持したいなら洗わないようにしましょう。
かけた当日というのは、まだ薬剤がしっかり残っている状態なので、それを洗って、無理に落とすようなことをしてはいけません。
薬剤がヘアースタイルを記憶させている途中の段階なので、ここでもしシャンプーなどを行うと、台無しになるからです。
特に洗浄力の強いシャンプーを使うと、せっかくの薬剤が流れ落ちるので、緩くなってしまいます。人によっては簡単に取れる場合もあるので、せっかく払ったお金が無駄になってしまうでしょう。
出来れば当日だけでなく、2~3日は我慢して、シャンプーなどで髪を洗うことは避けた方が良いです。
髪をお湯で流して洗うだけでもフケやホコリ等は取れますので、お湯で髪を流して洗う程度にしましょう。
薬剤がしっかりと毛の奥まで浸透し、形を固定するまでは待つようにしてください。
2~3日も経てば、薬剤がしっかり染み込んでいるので形が崩れにくくなるでしょう。
専用のヘアケア製品を使おう
気を付けたい注意点やNG行為の3つめは、専用のシャンプーやスタイリング剤を使用することです。
ストレートの髪ではなく、すでにパーマをかけている人を対象にして作られた製品ですから、普通のシャンプーを使うよりも状態を長くキープすることが出来ます。
パーマをかけると、頭皮が乾燥しやすくなり、毛の一本一本が水分不足になりやすくなります。
しっとりとしたまとまりやすい状態にしたいときは、トリートメントを使って水分補給をするようにしてください。
専用のトリートメントを使えば、形が崩れにくくなります。
カールを長期間保ちたいときは、シャンプーやトリートメント選びにも気を使わなければなりません。
どれを使ったらいいかわからないときは美容師に相談してみましょう。サロン専用のシャンプーやトリートメントをおすすめされれば、それを使うのも良いでしょう。
市販のシャンプーやトリートメントにも良いものはあるので、カールを少しでも長持ちさせたいときは、インターネットで口コミを調べてから選ぶようにしましょう。
口コミの評判の良いものなら、洗浄力もそれほど強くはなく、頭皮にも優しいので、安心して使うことが出来ます。
自然乾燥とドライヤーのかけ方に注意しよう
気を付けたい注意点やNG行為の4つめは、自然乾燥に注意し、紫外線に出来るだけ当てないようにすることです。
洗った後はドライヤーで乾かし、外出するときは紫外線対策をするようにしましょう。
洗った後にドライヤーを使わず、自然乾燥を行うと、濡れている毛にハウスダストや雑菌がつきやすくなるため、そのせいでパーマが取れやすくなります。
ハウスダストや雑菌は目に見えないものなので気付きにくいですが、せっかくかけたパーマのカールを維持するのが難しくなるので気を付けなければなりません。
洗った後にドライヤーでしっかり乾かすようにすれば、ハウスダストや雑菌がこびりつきにくくなるため、パーマが取れにくくなります。
ドライヤーは、根元から乾かすようにしましょう。
先に根元から乾かすと毛先はかってに乾きますので長時間ドライヤーを髪にあてることを避けることができます。
ドライヤーを長い時間あてることは髪を傷めてしまう原因になるのでこのことにも気をつけるようにしましょう。
紫外線には気をつけよう
ハウスダストや雑菌と同じく、紫外線もパーマが落ちる原因になりますから、対策したいときは日光に当てないことが大切です。
夏のような紫外線が多く降り注ぐ時期は、日焼けするだけでなく、水分不足で髪が傷みやすくなります。
外出時には必ず帽子をかぶったり、日傘を持つようにし、髪の毛には紫外線から髪を守るスプレータイプなどのトリートメントを馴染ませて、紫外線から保護するようにしてください。
直射日光がガンガン当たると、カールが弱まっていくので、パーマを長持ちさせるためにもなるべく当てないよう気をつけましょう。
パーマを長持ちさせる方法
パーマを長持ちさせる具体的な対策や方法でよくいわれているのが、ヘアースタイルをお団子の形にしてから寝るということです。
寝るときに髪を縛るなんて、と思う方もいるでしょうが、かなり効果があるので一度チャレンジしてみてください。
ゆるいお団子ヘアにすると、パーマのふわっとした感じを維持しやすくなり、翌朝起きたときに、パーマの形を綺麗に出すことが出来ます。
ただし、きつく結ぶと痛いので、眠りにくくなりますから、ゆるく結ぶようにしましょう。
きつく結ぶと痛くて眠れなくなるだけでなく、パーマのふわっとした感じが出なくなるので、ほどけない程度にゆるく結ぶようにしましょう。
ヘアゴムはどれを使っても大丈夫なので、寝る前に実践するようにしてみてください。
頭のてっぺんで髪をひとつに結んでも良いですし、髪をまとめてシュシュで留めるのもOKですが、髪をゴムに沿わせて、巻いてとめるのはやめるようにしましょう。
ゴムに髪を巻きつけるようにしてまとめると、一定の方向にクセがつくので、朝起きたときに仕上がりが悪くなります。
クセがつかないように、髪を適当にまとめるようにしましょう。
あとは一晩寝るだけで、ふわふわのヘアースタイルにしあがります。
良い感じでカールが出来ているので、朝のスタイリングも楽になるでしょう。
おわりに
パーマをかけたら少しでも長持ちさせたいと思うのは当然のことでしょうから、落ちる原因を知り、事前に対策することが大切です。
むやみに髪を引っ張ったりいじらないようにし、かけた当日~3日ほどは洗髪を控えるようにすれば、状態を長持ちさせることが出来ます。
洗った後は自然乾燥させずに、ドライヤーで根元から素早く乾燥させるようにし、外出するときは紫外線に当てないようにしましょう。
自然乾燥をすると、ハウスダストや雑菌が付きやすくなるので、パーマが落ちやすくなります。紫外線が当たると水分不足により、とれやすくなるので、外出時の帽子や日傘は忘れないようにしてください。
寝る前にゆるいお団子ヘアにしてから布団に入ると、朝起きたときにふわふわとした良い感じに仕上がるので、パーマを長持ちさせたい人は是非、試してみてくださいね。
せっかくかけたパーマですので、長持ちさせて充実したヘアスタイルライフを楽しみましょう。