hairi

ヘアカラーが落ちる? 髪の色落ちを防ぐ、綺麗な髪色を保つための方法

約7分

髪の色落ちを防ぐ、綺麗な髪色を保つ方法の記事のトップ用画像

せっかくヘアサロンで綺麗な髪色に染めたのに、思ったよりも早く色が褪せてしまいがっかり、そんな体験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

サロンでのヘアカラーは、効果が高いカラー剤を使用しているため、発色が良く長持ちするのが特徴です。

しかし、どんなに良いカラー剤を使用していても、きちんとその後の対策をしないと、本来の持続性を発揮できません。

色落ちを防ぐには、原因を知り、カラーリングした髪に合った、正しいケア方法を行っていくことが大切です。

ここでは、ヘアカラーの色落ちを防ぐ、綺麗な色を保つための方法をご紹介します。それでは、順番に見ていきましょう。

ヘアカラー当日は髪を洗わない

髪の色落ちを防ぐ、綺麗な髪色を保つ方法の記事の説明用画像

もっとも色落ちが起きてしまうタイミングは、入浴時にシャンプーやトリートメントをしている時です。

髪はホコリがつきやすいものですし、頭皮は皮脂が活発に分泌される部分でもあるので、毎日シャンプーをしないとスッキリできないという方が多いでしょう。

また、ヘアスタイリング剤などを使っている場合、しっかりと落とさないと髪を傷める原因にもなります。

しかし、染めたばかりの髪の毛にシャンプーやトリートメントをすると、せっかくのカラー成分が抜け落ちやすくなりますので、注意が必要です。

色落ちを防ぐためにまず一番大切なことは、ヘアカラーで髪を染めた当日に髪を洗わないようにすることです。

ヘアカラーの仕組みは、薬剤によって膨らませた髪に、ごく小さな色素の粒を入れることで、髪に色をつける、というものです。

施術をしたばかりの時点では、まだ髪が膨らんだ状態となっており、水に濡らすと内部に入り込んでいた色素の粒が、流れ出してしまいます。

施術後、カラーの効果がしっかりと髪に馴染むまでには、最低でも24時間必要だといわれており、それよりも前にシャンプーやトリートメントをしてしまうと、せっかくの効果が失われてしまうのです。

施術を受けた当日の夜は、施術の仕上げをしている気持ちで、洗髪を避けてカラー剤を定着させましょう。

しかし、当日の午前中にヘアカラー施術を受けた場合、夜にはどうしても髪を洗いたくなってしまう場合もあるでしょう。

なるべく洗わないほうが良いですが、洗髪をする場合は、洗浄力の強いシャンプーなどを使用せず、可能ならカラー専用のシャンプーを使用しましょう。

ヘアカラー後に気をつけること

髪の色落ちを防ぐ、綺麗な髪色を保つ方法の記事の説明用画像

施術を受けた翌日以降は、普段通りにシャンプーやトリートメントを行っても、それほど色落ちはしないといわれています。

しかし、やはり色落ちが全くないわけではありませんから、いくつかの点に気をつけて洗髪を行いましょう。

シャンプーの仕方

まず、シャンプーには洗浄力がありますから、洗いすぎるとそれだけでも、カラーが落ちてしまいます。

ヘアカラーをしていない場合でも、頭皮や髪の健康のためには、洗浄力が強すぎるシャンプーを避けて、優しく洗ってあげる必要があるものです。

本来、髪や頭皮の汚れは、お湯ですすぐだけでも、大半が流れ落ちるといわれています。

シャンプーはあくまでも、お湯で落としきれなかった汚れを落とすために使うという感覚で、洗髪をしましょう。

特にカラーをした髪の毛を洗う際には、毛髪そのものを洗うというよりも、頭皮の汚れを落とすというイメージで、洗髪を行った方が、色落ちを予防できます。

頭皮に残っている皮脂汚れなどを綺麗にすれば、それだけでほとんどの汚れが落ちた状態となりますので、髪の毛はお湯ですすぐだけでも、問題ないでしょう。

ヘアカラー後ではないですが、普段のシャンプーの仕方についての記事、「美容師もおすすめ! 正しいシャンプーのやり方とは?」もありますので参考に見てみてくださいね。

トリートメントの仕方

自宅でトリートメントをする際に、髪の毛に成分を染み込ませるため、揉み込んでしまうという人もいるでしょう。

しかし、トリートメントを揉み込んだり、過度に馴染ませようとすると、髪の毛同士に摩擦が起きてしまい、ヘアカラーの成分が落とされてしまいます。

通常、市販のトリートメント剤は、髪の内部に栄養を浸透させるというものではなく、表面のキューティクルを補修するためのものです。

ヘアサロンなどで行われているトリートメントの場合、内部に成分が染み込んで補修するというものもありますが、市販品の場合は、基本的にそうした成分が使われていません。

表面に馴染めば十分ですので、揉み込んだりせず、優しく髪に馴染ませて使用するようしましょう。

ヘアカラー専用のヘアケア製品がおすすめ

シャンプーとトリートメントをする上で、もっとも重要なのは、カラーをした髪専用の、ヘアケア製品を使うことでしょう。

市販のシャンプーは、ヘアカラー後の髪にとって洗浄力が強すぎるため、色落ちを招きやすいといわれていますから、注意が必要です。

カラー専用のシャンプーやトリートメントは、ヘアカラー施術を受けた髪に合うよう配合されていますので、色落ちが起きにくいよう、適度な洗浄力に調整されています。

ヘアサロンなどで購入できるカラー用のシャンプーやトリートメントがある場合は、それを使用するのが、色落ちを防ぐもっとも有効な方法でしょう。



髪の乾かし方にも注意が必要

カラー専用のシャンプーとトリートメントを使用して、髪に摩擦を与えないよう優しくケアをしたら、次は乾かし方にも、注意を払いましょう。

洗髪後、濡れた髪をタオルでゴシゴシとこすってしまうと、髪が傷む原因にもなりますし、色も落ちやすくなります。

濡れて水分を吸った髪の毛は、キューティクルが開いた状態となっていますので、優しく扱ってあげることが大切です。

タオルドライの際には、柔らかく吸水性の良いタオルを使用し、こすらずに軽く叩くようなイメージで行いましょう。

タオルドライをして水分を吸い取ったあとは、ドライヤーを使用して、髪の毛をきちんと乾かすことも大切です。

ドライヤーの熱によって髪が傷むのでは、と気にされる方もいますが、濡れた髪をそのままにしていると、キューティクルが開きっぱなしになってしまいます。

キューティクルが開いたままでは、カラー剤の色素も抜けやすくなりますので、タオルドライ後はドライヤーを使用してきちんと乾かすことが大切です。

半乾きのまま就寝した場合、髪の毛が擦れて色落ちの原因となりますし、雑菌が増えて不衛生になりやすいともいわれています。

ドライヤーを使用する際に、髪の毛に近づけすぎないよう心がけていれば、熱によるダメージを抑えつつ、しっかりと乾かすことができます。

正しくドライヤーを使用して、髪の毛のダメージを防ぎながら、根本まできちんと乾かすようにしましょう。

髪の乾かし方についてより詳しい記事、「髪の乾かし方、今さら人に聞けない正しいやり方!」もありますので参考に見てみてくださいね。

紫外線や摩擦には気をつけよう

ドライヤーの熱や紫外線、毎日のシャンプーやトリートメントなど、色落ちを誘発する要因は、毎日の生活の中に色々とあるものです。

一つ一つ対策していくことも大切ですが、髪を保護して、ダメージから守ることも必要でしょう。

ヘアカラーをした髪の毛を、紫外線や摩擦による色落ちから防ぐためにはオイルタイプの洗い流さないヘアトリートメントが効果的だといわれています。

乾いた髪に馴染ませて、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージを軽減し、色落ちを予防しましょう。

紫外線や摩擦は髪を傷めてしまう原因の一つです。紫外線予防についてより詳しい記事、「紫外線で髪が傷むって知ってた? お出かけ前のケア&アフターケア」も参考に見てみてくださいね。

おわりに

髪の色落ちを防ぐ、綺麗な髪色を保つ方法の記事の説明用画像

ヘアサロンのカラー剤は効果が高く質も良い製品が使用されていますが、髪を染める仕組み上、いくらか髪の毛を疲れさせてしまうものです。

シャンプーのしすぎや摩擦などによって髪の毛にダメージが加わり、キューティクルが開いてしまうと、内部に入り込んだ色素の粒が抜け出してしまう要因にもなります。

髪の毛を傷めないよう心がけることが、ヘアカラーの色落ち対策にもつながるのです。

ヘアカラーをした後には、シャンプーやトリートメント、そして乾かし方にも注意して、しっかりと髪の毛をいたわりながら色落ちを防ぐようにしましょう。

日常生活のなかで、きちんと対策とケアを行っていけば、綺麗な発色をより長く楽しむことができますよ。



☆lineで新着情報をお届けします☆ 登録お願いします!!