美容院で、サロン仕様のトリートメントを受けるのが一番いいんだろうけれど、そうしょっちゅう通えないし、お財布にも優しくないし…。
それでも健康で美しい髪をキープするために、おうちでできることはないかしら?
そんなあなたのために、おうちでも手軽にできるケア方法をご紹介します。
手軽にできるヘッドマッサージ
ちょっと頭が重たいな、なんていうときに気軽にできるセルフ・マッサージです。テレビを見ながら、お風呂に入りながら、5分くらいでできますので、ぜひ試してみてくださいね。
1. ヘッドマッサージでリフレッシュ
1.髪の生え際から頭頂部に向かって、指で揉み込むようにマッサージをします。
2.両手の指を広げて頭頂部からジグザグに動かし、髪の根元の血行を促していきます。
3.耳を包み込むように手をおいて、後頭部から襟足にかけてもマッサージします。
4.最後に両手の指を組んで頭頂部を挟むように手のひらを押し当てて圧を加え、こめかみもぎゅーっと押して終了です。
実に簡単なマッサージですので、ぜひ試してみてくださいね。
おうちで手軽にできるヘッドスパ
ヘッドスパは、いわば髪や頭皮のためのエステ。上記のマッサージを組み合わせて、リフレッシュ効果も期待できます。
また、自宅で自分でできるヘッドスパについての詳しいやり方は、「ヘッドスパで髪質改善!おうちで簡単にできるおすすめのやり方5選」も参考にしてくださいね。
2.スッキリしたいときは炭酸ヘッドスパ
地肌が汚れている、脂性フケが目につく、頭皮が痒い。そんなときは炭酸ヘッドスパがおススメです。
▫️用意するもの:炭酸水(常温で無糖・無香料のもの)
シャンプーの前に、炭酸水を髪や頭皮にかけ、マッサージをします。炭酸水には皮脂や汚れを吸着する働きがあるので、余分な皮脂が取れてさっぱりとした洗い上がりに。
炭酸水が余っていれば、シャンプーを炭酸水で泡だてて洗ってもOKです。
3.オイル・ヘッドスパ
頭皮が乾燥している、粉のような乾性フケが目立つようになった。そういうときにはオイル・ヘッドスパをお試しください。
▫️用意するもの:オリーブオイル、ホホバオイル、椿油、あるいはいつも使っているクレンジングオイル
オイルをシャンプー前の頭皮に塗って、マッサージをします。蒸しタオルで頭部を包んで10分ほど置き、いつもより丁寧にシャンプーをして、油分が残らないようにすすぎます。
キッチンにある材料でヘアパック
いつもキッチンにある材料で、お手製のヘアパックをしてみませんか? 髪や地肌にもたっぷりと栄養補給をしてあげましょう。
パックの仕方は、材料を混ぜ合わせて髪や頭皮に塗り、10~20分ほど置いてからシャンプーをします。塗るときにいっしょにマッサージをしてもいいですね。材料が髪や地肌に残らないように、丁寧にシャンプーをしてください。
天然の優しい材料ではありますが、髪や地肌に合わないなと思ったときには、すぐに使うのをやめてください。ニオイが気になるときも、無理して使わないほうがいいでしょう。また、作ったらすぐに使うようにして、保存は避けてくださいね。
4.オリーブオイルのヘアパック
オリーブオイルはお肌との相性がとてもよく、活性酸素を取り除く効果もあるので、頭皮のケアにはおススメの材料です。
オリーブオイルだけでもいいですが、他の素材と混ぜることで、よりいっそうの効果が期待できます。
(例)
・オリーブオイル大さじ3・卵黄2個分・はちみつ小さじ2
・オリーブオイル大さじ3・バナナ2本
・オリーブオイル大さじ3・レモン汁適宜
5.卵のヘアパック
卵には、髪に必要な栄養分がたっぷりと含まれているので、ヘアパックにするには理想的な素材です。
正常な髪や頭皮には全卵を使っても大丈夫ですが、乾燥した頭皮には黄身を、ベタベタした頭皮には白身を使うのがおススメです。
熱いお湯では卵が固まってしまうので、洗い流すときにはぬるめのお湯を使ってくださいね。
6.はちみつのヘアパック
保湿力たっぷりのはちみつは、殺菌効果もあるのでフケの予防にも効果的。はちみつは少し固めなので、電子レンジなどで温めて、他の材料と混ぜて使うと扱いやすくなります。シャンプーに混ぜて使ってもいいですよ。
(例)
・はちみつ大さじ1・オリーブオイル大さじ3
・はちみつ大さじ1・アボカド1/2・オリーブオイル大さじ2
7.アボカドのヘアパック
アボカドはオレイン酸を豊富に含み、抗酸化作用が高いので、頭皮の新陳代謝を促し健康な髪にしてくれます。アボカドの身をフォークなどで潰して、オイルと混ぜて使いましょう。
(例)
・アボカド1/2・はちみつ大さじ1・ココナッツオイル大さじ2
・アボカド1/2・卵1・オリーブオイル大さじ1
・アボカド1/2・マヨネーズ大さじ2
8.ココナッツオイルのヘアパック
今話題のココナッツオイルも、ヘアケアには最適な材料になります。ココナッツオイルには飽和脂肪酸やビタミンEが含まれており、髪や頭皮によく浸透して、保湿力のある正常な状態に整えてくれます。
ココナッツオイルは粘性が高いので、使用するときには電子レンジで温め、オリーブオイルなどを少し加えると扱いやすくなります。
(例)
・ココナッツオイル大さじ1・オリーブオイル大さじ1・はちみつ大さじ1・卵黄1
・ココナッツオイル大さじ2・アボカド1/2・はちみつ大さじ1
9.ヨーグルトのヘアパック
用意するものはプレーンヨーグルトだけ。髪にまんべんなく塗って、しばらく放置したあと洗い流すだけです。ラップで覆っても効果的です。
10.マヨネーズのヘアパック
マヨネーズでパック?と思うかもしれませんが、マヨネーズの材料は卵と植物油、そしてお酢。このままで立派なヘアパックになるんです。
使い方は、そのまま塗ってしばらく置き、シャンプーをするだけ。一番簡単かもしれませんので、騙されたと思ってぜひお試しください。
〈11.ビールでヘアパック〉
これも意外な材料ですが、ビールにはタンパク質やビタミン、ミネラルがたっぷりと含まれているため、ハリウッドなどでもビールをヘアケアに使っている人は多いそうですよ。
(例)
・ビール1/2カップ・オリーブオイル小さじ1・卵黄1
※分量はあくまでも目安です。いろいろ試して、ご自分に合ったオリジナルのレシピを作ってみるのも楽しいですね。
効果的なトリートメントの使い方
市販のトリートメントも、ホームケアにはなくてはならないもの。最近はカラーやパーマが当たり前になっていますので、傷んだ髪に悩む女性も多いのです。美容院で受けたトリートメントを、家庭でのケアで長持ちさせるという効果もあるので、正しいトリートメント方法を、ぜひ身に着けてくださいね。
12.トリートメントは地肌につけない
せっかくのトリートメントですが、毛穴に詰まるとフケや痒み、ニオイの元になってしまうことも。トリートメントを塗る時は、頭皮にはつかないように気をつけましょう。
13.洗い流すトリートメントには蒸しタオル
お風呂で洗い流すタイプのトリートメントは、髪に栄養分をたっぷりと補給するために、蒸しタオルで包んでしばらく置いてから、すすぐようにすると効果的です。温めることで、髪への浸透を助けます。
つけ過ぎるとベタつきのもとになりますので、ご自分の髪に合った量をつけるようにしてください。
14.アウトバストリートメントはこう使う
洗い流さないタイプのアウトバストリートメントは、その手軽さから最近愛用する人が増えています。クリームタイプ、ミストタイプ、オイルタイプなどいくつか種類がありますが、それぞれに特色があるのでうまく使い分けるといいでしょう。
トリートメントは、シャンプーのあとで半乾きの状態でつけるのがベストです。クリームタイプは保湿効果が高いので、ぱさついた髪に向いています。また、ミストタイプはさっぱりした使い心地で、ベタついた髪にもOKです。
ドライヤーで乾かしたあとで仕上げにもう一度つけると、キューティクルをコーティングして保護する効果があるのでおススメです。
おわりに
以上、自分でできるホームケアのやり方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
ヘアパックは材料はあっても、これを髪に塗るのかしらと、ちょっと二の足を踏んでしまいそうですが、昔から欧米などで利用されてきた伝統的なレシピもあるので、ぜひ試してみてください。ご自分の髪に合ったレシピを、発見できるかもしれませんよ。