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帽子を被るのは頭皮や髪に良い? それとも悪い?

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帽子をファッションとして楽しむ方も増えてきました。日差しの強い季節以外にも、四季を通してのファッションアイテムとして、季節や洋服に合わせたデザインの帽子が取り入れられています。

でも、頭を覆ってしまう帽子を被り続けることは、頭皮への影響はどうなんだろうと、気になる方もいるのではないでしょうか。

帽子を被るのは良くないの?

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では、帽子を被ることで、具体的にはどんな影響が頭皮に現れるのでしょうか。

雑菌やカビの繁殖が増えてしまう

帽子をずっと被っていると、頭皮が汗をかき、湿度の高い状態が続くことになります。素材にもよりますが、あまり空気を通さないタイプの帽子だと、湿気や体温が逃げて行かずに、頭部が熱帯のジャングルのような状態になってしまうのです。

湿度が高くなると、雑菌の繁殖が活発になります。その状態のままで適切なケアをしないでいると、頭皮が炎症を起こし、フケや痒み、抜け毛を招く恐れがあります。

頭が臭くなってしまう

蒸れた状態を放置しておくと、ニオイが発生する原因にもなってしまいます。汗臭いだけではなく、雑菌や皮脂の詰まりのせいで、頭皮臭の原因になることも。

帽子を取ったときに、ムッとしたニオイがあたりに広がるなんてイヤですよね。帽子自体にもニオイが移って、お気に入りの帽子がもう被れないなんてことにもなりかねません。

頭皮の血行にも悪影響が

すべての帽子ではありませんが、サイズが合わなかったりゴムなどがきつかったりする帽子を被り続けていると、頭皮がしめつけられることで血行が悪くなる場合があります。

血行が悪くなると、毛髪や頭皮のターンオーバーが乱れて、抜け毛やフケの原因となることがあるのです。

毛穴の詰まりを招くことも

汗をかいた状態の頭皮を放置していると、汚れや皮脂が毛穴に詰まってしまうことがあります。毛穴の詰まりも、抜け毛やフケが発生する大きな要因となってしまいます。

悪いことだけ?帽子にはこんなメリットもあります

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悪い面ばかりではありません。正しい被り方をすれば、帽子はむしろ頭皮の健康を守り、育毛を促進してくれるのです。

紫外線から守ってくれる

紫外線は1年中降り注いでいます。頭部が受ける紫外線の量は、顔が受ける量の2倍から3倍といわれています。紫外線はキューティクルを破壊し、髪を傷めるだけでなく、頭皮の乾燥も招きます。

紫外線によってダメージを受けた頭皮は、毛根の働きが鈍くなり、抜け毛や薄毛をもたらします。帽子はこの紫外線から、頭皮を守ってくれる重要なアイテムなのです。

暑さや寒さから守ってくれる

寒い季節には、手袋やマフラーで肌を覆い、暖かさをキーブしますよね。寒さに弱いのは、頭皮もいっしょです。頭皮が冷たい空気にさらされると、血管が収縮し血行が悪くなってしまいます。

そうなると、頭皮に十分な栄養が行き渡らず、髪が痩せてしまう原因になります。帽子を被ることで、冬の寒さから頭皮を守ることができるのです。

また、夏には直射日光による熱から、髪や頭皮を保護する働きもあります。キューティクルは熱に弱いので、帽子を被ることで髪自体のダメージを減らし、枝毛や切れ毛を防ぐことにもつながります。

乾燥を防いでくれる

頭皮にとって、乾燥は大敵です。帽子を被っていると蒸れやすい反面、頭皮の湿度が上がり、乾燥を防止してくれることにもなります。

頭皮にいい帽子の選び方

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帽子にはメリットもデメリットもあることがわかってきましたよね。では、どんな帽子を選べば、頭皮にいい影響を与えることができるのでしょうか。

サイズの合った帽子を選ぶ

どんなにオシャレな帽子でも、サイズが合っていなければ頭皮のためにはよくありません。きつい帽子は頭皮が擦れて炎症を起こしてしまったり、毛髪がこすれることで切れ毛や枝毛の原因になることがあります。

また、頭皮の血行が阻害され、栄養不良になってしまう恐れがあるのも、前にお話したとおりです。帽子を買うときには、頭を締めつけない、ちょうどいいサイズの帽子を選ぶようにしましょう。

季節にも気を遣ってほしい

日本には四季がありますので、季節によって、温度や湿度の状態は変わってきます。その季節に合った素材を選ぶのが、頭皮を健康に保ちながら帽子を楽しむポイントです。

  • 夏の帽子の選び方

温度や湿度が高い夏には、通気性の高い素材や、紫外線を防止する素材がおススメです。昔ながらの麦わら帽子や、アウトドア用の帽子、メッシュ素材やUVカット加工を施した帽子がいいですね。

夏は汗をたくさんかきますので、洗える素材なら衛生面でも安心です。日差しの強い時期には、折りたためるタイプの帽子をカバンに入れておいて、外に出るときにはすぐに被れるようにするのも、頭皮を守るためには有効な方法です。

  • 冬の帽子の選び方

乾燥して温度が低くなる冬におススメなのは、頭皮を低温や乾燥から守ってくれる素材です。ウールやニットなど、保湿性の高い、暖かい素材のものを選びましょう。

ただ、室内は暖かいことが多いので、被り続けていると頭皮が蒸れる原因になります。室内では帽子を取ることを習慣づけましょう。

きちんとケアをして帽子を楽しもう

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では、頭皮に悪影響を与えずに帽子を楽しむためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

長時間被り続けることは避ける

帽子を被っているときは、季節にかかわらず頭部の温度や湿度は高くなってしまいます。ときどきは帽子を取って、頭皮の換気をしてあげましょう。

こまめに汗を拭き取る

特に夏など、ただでさえ汗をかく季節には、帽子の中は蒸し風呂状態になっています。ハンカチやタオルで、こまめに汗を拭き取りましょう。ヘアスタイルを乱したくないときには、髪の生え際をそっと押さえるようにします。

帽子を被ったあとは必ずシャンプーを

帽子を被ると、頭皮はたくさん汗をかきます。皮脂や汚れ、雑菌もたくさんついてしまうのです。帽子を被ったあとには必ずシャンプーをして、頭皮を清潔に保ちましょう。

洗える帽子は定期的に洗濯を

帽子にはたくさんの汚れがついています。見た目にはわからなくても、汗や皮脂、雑菌などがいっぱいです。洗える素材の帽子は、定期的に洗濯をして清潔に保つようにしましょう。型くずれを防ぐためにも、手洗いをするのがおススメです。

洗えない帽子は、被ったあとはブラシをかけてホコリを落とし、すぐに風通しの良いところで乾燥させましょう。デザインによっては型崩れがすることもあるので、変形しないような干し方を工夫してください。

帽子の内側についているリボンの部分は、特に汚れがひどくなる場所です。よく絞った布などで拭き、よく乾かしておきましょう。

おわりに

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帽子は決して頭皮に悪い影響を与えるだけではないんですね。正しい被り方をマスターして、オシャレに帽子を楽しんでくださいね。

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