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髪の脱色ってどれくらい髪に悪い? 脱色のメリット、デメリットを比較

約7分

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一言で髪の脱色と言っても、皆さん様々なイメージを持っているのではないかと思います。
良いイメージもしくは悪いイメージ……。
色々とあると思いますが、私個人的には悪いイメージを持たれている人がやや多いのではないかと思います。

そしてあまり脱色の方法やメリット、デメリットなど詳しく知らない方も実は多いのではないでしょうか。
そんな意外と知られていないこのブリーチについて詳しく説明していきたいと思います。

それでは順番に見ていきましょう。

髪の脱色とは? メリット、デメリットは?

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まず脱色についてですが、髪の色というのはメラニン色素の量で決まっています。
メラニン色素が多ければ多いほど色は黒に近くなり、少なければ少ないほど金髪に近くなります。
なので、簡単なイメージとしてはメラニン色素を抜き取るというイメージを持っていただくと分かりやすいのではないかと思います。

髪の構造はキューティクル→皮質→髄質の順になっており、キューティクルが内部を守る大切な役割を果たしています。
メラニン色素もこのキューティクルの中に存在しているので、キューティクルが痛んでいると中からメラニン色素が流れ出してしまい、色が薄くなっていきます。

このメカニズムを用いたものが脱色です。

脱色の方法を詳しく見てみよう!

脱色の方法ですが、美容院などで最も一般的なのがブリーチ剤を用いたものです。
あまり専門用語を用いると難しくなってしまいますが、ブリーチ剤というのは1剤、2剤と分かれており、1剤がキューティクルを開く効果を持っており、2剤でメラニン色素を分解し、色が抜ける仕組みになっています。

そして放置時間や回数によってメラニン色素を分解する程度も変わってくるので、時間や回数で色をコントロールしていきます。
金や白に近い色にしたい場合、1回ではメラニン色素を分解する量にも限界がありますので、かなりの回数を重ねる事が必要となってきます。

ここまでの説明で何となく分かると思いますが、髪を守る大切な役割を果たしているキューティクルを無理やり薬によって開き、メラニン色素を分解しているわけですから、当然あまり良い事とは言えません。

髪の毛というのは、1度痛んでしまうと、ケアによって少しはマシにはなりますが、
完全に元の状態に戻すという事が出来ないので、施術を受ける際は本当に施術を受けるかどうか少し考えてみてもいいかも知れません。

そしてブリーチ剤はとても刺激の強い薬ですので、多くの方が頭皮に痛みを感じる事があります。
頭皮にもかなり負担にはなりますので、肌の弱い方は控える方がいいと思います。
特に市販のブリーチ剤は誰でも簡単に出来るように、美容院で使われているブリーチ剤より強い物が多いので、もしブリーチをするのであれば美容院で施術を受ける事をオススメします!

そして1回のブリーチでもかなりのダメージになりますので、施術後はパーマなどはかけない事をオススメします。美容院でもブリーチとパーマの同時施術は行っていない所が多いくらいこの2つの組み合わせは避けた方が良いと思います。

脱色の効果を詳しく見てみよう!

ここまでデメリットばかりあげてきましたが、ブリーチにもメリットはあります。
メリットとしてはやはり色が入りやすいという事です。

日本人の髪の色としてはやはり黒や黒に近い茶色の方が多いので、海外の方などと比べると元々持っているメラニン色素が多いわけです。
なので、なかなかカラー剤が入りにくい人が多く、美容院で希望の色に染まらないという事も多いと思います。そういう時に脱色はかなり役に立ちます。

1度髪の色を抜いて、その上から色を重ねるわけですから、求めている色をそのまま入れる事が可能になります。
脱色を重ねて、金や白に近付けるとより綺麗に発色します。

なかなか黒や茶色の上からは入れにくいアッシュ系のカラーなどの色味もしっかりと出て、日本人にはない透明感も表現出来ます。アッシュ系のカラーを入れたい人は脱色をオススメします!

後はインナーカラーなどで色味をハッキリ入れたい方なども脱色した方が綺麗に発色します!

様々なカラーを楽しめるのが脱色の魅力と言えるのではないでしょうか。
もし脱色するのであれば、ブリーチでしか経験出来ない色に挑戦してみるのもいいかも知れません。

綺麗に色が入ると嬉しいですよ!



ブリーチと上手く付き合おう!

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ブリーチといっても必ず全頭しないといけないという事もなく、インナーカラーであれば内側のみ脱色すればカラーも楽しみつつダメージも最小限に抑えられますので、初めてブリーチするのであればインナーカラーから始めるのもいいと思います。

後は聞いた事があるのではないかと思いますが、ハイライトがオススメです!
こちらも全頭ブリーチではなく髪の所々のみ施術を行うので、ダメージを最小限に抑えられます。
しかも髪に動きも出ますので、ワンカラーで染めるより簡単におしゃれな印象を与える事が出来ます。

最近はかなりこのハイライトはトレンドで人気なイメージがあります。
しかしこのカラーが楽しめるブリーチですが、すぐ色落ちをしてしまうのも難点。
簡単に綺麗に色が入るのと同様に色が抜けるのも簡単なので、1度のシャンプーでかなり色が落ちてしまいます。
特に赤系の色味は抜けやすいので、注意です!

色落ちを防ぐために-シャンプー

シャンプーの良し悪しでも色落ちのスピードは変わってくるので、シャンプーは市販の物より美容院で販売されているシャンプーを購入して使うのがオススメです。

しかし美容院で販売されているシャンプーなどは結構価格も高い物が多いので、もし市販のシャンプーを使うのであれば、裏の成分表を見て「硫酸ナトリウム」という成分が1番最初に記載されている物は避けるようにして下さい。この「硫酸ナトリウム」は台所洗剤などにも配合されており、非常に洗浄力が強いのですぐ色落ちしてしまいます。

市販のものは大体配合されているので、美容院のシャンプーを使うのがやはり1番色持ちがいいと思います。

他にもカラーシャンプーという色がついているシャンプーなども売られていますので、そちらを使うのもいいと思います。

シャンプーの仕方でも、色持ちは変わってくるので、強く擦り合わせずに優しく表面で泡立ててから洗うようにして下さい。
毛先を中心に洗ってしまうとキューティクルの痛みの原因にもなりますので、シャンプーの時はなるべく頭皮を洗うイメージが良いと思います。

ヘアケアが重要-トリートメント

脱色するとかなりダメージがかかりますので、シャンプーだけでなくトリートメントなどにも気をつけていただいた方が良いと思います。

毎日でなくても大丈夫ですが、なるべく週に3〜4日はトリートメントをしてケアをするのがオススメです。

お風呂ではシャンプー&トリートメントでそれにプラスしてアウトバストリートメントを使うと更に良いと思います。
アウトバストリートメントというのは所謂洗い流さないトリートメントです。

髪の毛は熱によっても痛んでしまうので、お風呂から上がってドライヤーで乾かす前にアウトバストリートメントをつけてから乾かすようにして下さい。
もし、朝のヘアーセットの時にヘアアイロンをよく使うのであれば、ヘアーセット前にもアウトバストリートメントをつけるのがオススメです。

なるべく刺激の弱いシャンプー&トリートメント&アウトバストリートメントのケア方法であれば、痛みの進行を少しでも抑えられますので、脱色するのであればこれくらい、少しケアには気を配るようにした方が良いとは思います。

少し面倒臭いかも知れませんが、脱色というのはそれくらい刺激が強く髪にダメージがかかるものという事です。

そして先ほども申し上げましたが、1度痛んでしまった髪の毛は2度と元には戻らないので、これ以上髪が痛まないようにしなければいけません。

脱色した髪が更に痛んでしまうと、酷い場合であれば、パサパサになってしまい毛先が枝毛だらけになったり、髪の質感がゴムのようになってしまい、引っ張ると伸びる、というような状態にもなってしまいます!

脱色するのであればそのあたりは覚悟しておいた方が良いのではないかと思います。

おわりに

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さて、ここまで髪のメカニズム、脱色の仕組み、脱色方法、メリット&デメリットを説明してきましたが、お分かり頂けましたでしょうか?

個人的にはデメリットがメリットを上回るのではないかと思っています。
私自身、全頭ブリーチを過去に2回した事があり、やはりかなり髪が痛んでしまい、ケアも大変だったのであまりオススメは出来ません……。

お気に入りのカラーに仕上がっても、ケアにかかる時間や費用を考えるとコストパフォーマンスはかなり悪いのではないかと思います。

が、やはり様々なカラーにチャレンジ出来たり、自分の理想のカラーを楽しめるのはブリーチの魅力です。

痛みは元には戻りませんが、毛はどんどん伸びてきますし、1度はチャレンジしてみるのも良いのではないかと思います!



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